2011年7月20日水曜日

「MONOLITH」vol.4~She Walks On Me~完成、そして謝罪です…。 

この一カ月は体調があまり芳しくなく、制作が停滞していたのですがようやく「MONOLITH」vol.4が完成しました!前号のNIRVANA~My Beautiful Grungy~に連結して、同じ90年代のGrungeの一旦を担うバンド、HOLEです。フロントのコートニー・ラブはNIRVANAのカート・コバーンの奥さんとしても有名で、元々のゴシップを作ってしまうコートニーの体質と相まってお騒がせの「超セレブ」という認知の方が高いかもしれません。NIRVANAのデビューによって「Grunge」というムーブメントが起きましたが「Grunge」と呼ばれていても個々のバンドのカラーはそれぞれ全く違うものでした。私にとっての「Grunge」はNIRVANAでしたが、人によってはそれぞれ違うと思います。「Grunge」のムーブメントはいきなりの爆発的人気と、これらのバンドを青田買いするレーベル、リスナー側のアーティストの神聖視、ギリギリに積み上げられたブロックの様にバランスを崩し、94年崩壊するのです。ただこの年は「Grunge」のムーブメントに関わらず、かなりの名盤が出ている年でもあります。HOLEは勿論
Garage直球のEdgeのあるバンドなので、年代としても「Grunge」に分類されるバンドです。なんか前置きが長くなってしまいました。とにかくNIRVANAやカート、ゴシップの陰(当時は名前もそんなに売れていまかったため今よりもきついバッシング)に隠れていたけど、コートニー・ラブ率いるHOLEもかなりの名盤作っていて、私はNIRVANAと匹敵する位夢中になったのです。そんな自分の少女時代の「想い出の昇華」作業にもすこしなってしまったなぁ、とか思いつつ、コートニーのエロティックなベビードールに憧れて、集めたりしていたので、ビジュアルを作っていくのはとても楽しかったです!以下、コンテンツ紹介。




[CONTENT] ご挨拶~She Walks On Me~/HOLE全オリジナルアルバムレビュー/HOLEについての回想/Courtneyと「家族」/HIT SO HARD/VERUCA SALT/BILLY CORGAN/THE SMASHING PUMPKINS/Courtneyが歌った「You Know You're Right」/Courtney,Our hero,NOT!/最後に  

A5/モノクロ/本文のみP24/¥400

こちらはbooksDANTALIONさん のみの販売になっています。後はQUICKCANALが直販で参加するイベントのみの販売になっております。イベント情報は随時おしらせしますが、今月の7月30日、京都でのクリエイティブ・ユニットfacfacさんの一周年記念パーティーでもZINEを販売させていただく予定ですので、近隣の方は是非お越しください。ZINE以外にもLIVEなど充実したコンテンツのパーティーです。




前号の「MONOLITH」vol.3の訂正と謝罪です。
本文P8~神格化は「幻想」の章で紹介した楽曲「Drain You」ではなくて正しくは「Polly」です。情報量の少ない音楽FAN ZINEとはいえ、自分の認識違いを確認もよくせず掲載してしまい本当に申し訳ありませんでした。booksDANTALIONさんで購入して頂いた方、もしこれを見ていただく機会があったなら、申し出頂ければ幸いです。在庫納品分は訂正済みです。申し訳ありません。

2011年7月19日火曜日

「拡張するファッション」林央子さんに逢ってきました。part 2

 拡 張 す る ファ ッ ショ ン  part 2




  



昨日は、途中で睡魔に襲われたので、続きです。林さんのご挨拶から始まったトークショーですが、まずいきなり「タイトルに“ファッション”という言葉を使ったのですが。」と、私がこの本を拝読させてもらってから一番気になっていたところから言及されていました。「拡張するファッション」てタイトルを見た時に「ファッション」という言葉の閉鎖感(パリコレやメゾンなんかも、少しそんな印象もあって)に、少し身構えていたのですが、読んでみると「ファッション」(スタイル)がメインではなくて、ファッションに関わりのある人達自身の「ファッションだけに内包されていない魅力」が沢山掲載されていて、そして編集やレイアウトなんかも、林さん自身の物ばかりなので、個性溢れる面々が紹介されているわけなのですが、林さん自身の個性もしっかり出ています。このあたりのD.I.Y感がZINEに似ているなぁ、と思ったりしました。そうそう、トークショーの内容です。

林さんは、昨日も書いたようにとてもフンワリしている方で、すごく丁寧に、一言一句、トークショーを観に来た人達に対して想いを込めてお話されていたのが印象的でした。私が特に釘付けになったのが、林さんが90年代に撮影したパリコレの映像。BLESS,COSMIC WONDER,などの一般的な角度とはまた違う視点で撮られていてとても面白かったのですが、マルジェラのショウの時に流れた音楽がPOST GRUNGEのBUSHとかだったりして、すごく時代が臨場感溢れて、私にも蘇ってきました。勿論会場にはメディアお取材も入ってたので、私は撮影はしなかったんでYOU TUBEでこの時代のものがないかなぁ、と探したんですが無かったです…。なので映像はマルジェラのコレクションを貼りましたが一番最初にうつる写真はマーク・ボスウィックのもので、林さんはこの方とも沢山仕事をされています。改めて、すごい!

林さんの、お話は「ファッション」に興味が無い方も、とにかく90年代のカルチャーに少しでも興味がある方なら楽しめる内容だったと思います。別の雑誌でインタビューを受けられた際も「あの時代はよかった、という本にはしたくなかった。」と言われている通り、林さんが「好き」と思った人達は今現在も活躍されている方達が多く、今現在も「拡張し続ける…」ものなんだな、と感じました。「拡張するファッション」というタイトルは、本当にこの本の「解放感」をばっちりと取り纏めていると、読んだ後に何度も思います。

最後に質問コーナーとサイン会まであって、内容とともにボリュームがあるイベントでした。私はZINEの納品の兼ねてきていたので、自分のZINEは全部持ってきている。さて、どうしよう?本屋さんもお世話になっているし、迷惑かしら…?と考えてたのですが、林央子さんと会える機会なんてもうないし、ZINEを作るだけじゃなく「手渡す」という行為までがZINE作りのだいご味だと考える私は、すぐ渡す事を決めました。以前に雑誌編集さんに「無名人の営業」と誤解されてしまった事もあるのですが、逆に面白がってくれるクリエイターさんも多くて(もともと、物を作る人には伝わるのかもしれない)林さんは、自然に受け取ってくれそう、と思いました。私も自分が「好き」だけでしている事で、日本では最重要されがちな「肩書き」ですが、私は自分に当てはまる言葉が思い浮かばなくて。それってそんなに重要かなぁ?とずっと思ってるんですが、確かに怪しいので一応「名刺」はフライヤーに近い形で作りました。

私はスクリーンに流れる林さんが撮った90年代のコレクションをずっと観ながら待ちました。自分の肉眼で(といってもスクリーンだけど)観れる事、ってなにより嬉しいですね。ダビングも出来ないので、焼きつけるように観ました。そして林さんに逢って、自分の想いや、ZINEを作っている事、私にも子供あいる事、色んな話をしました。林さんは私の眼をしっかりみながら、ほほ笑み聞いてくれました。私はZINEを作る際は「自分の視点」を基準に作ってきて、そして本当に「特別な想い」というのはなるべく書かないようにして自身に独占してきました。でも林さんの「好きを人に伝える事」という話を聞いて、また「拡張するファッション」を改めて読み返すと、自分の中に新たに開かれたものがあるというか、まさに「拡張」だと思うんですが、ZINEに関わらず、これから私がしていく事に変化がありそうな気がしています。

最後に『Purple』の創始者、エレン・フライスの「Nakakoとわたし」という文章の中で、私も「林央子さん」という人に感じた一文を「拡張するファッション」本書より抜粋します。



「ナカコは反逆者だ。彼女は多大な忍耐と慎重さで、真剣かつ本質的な仕事を行う。」



2011年7月18日月曜日

「拡張するファッション」林央子さんに逢ってきました。part 1







    張 す る フ ア   シ  ン
  
      いけいけ出版社(良質な本が多い、という意です)P-vine BOOKSから出版された、林央子(はやし なかこ)さん著作の「拡張するファッション」。なにかと、話題になっていたので自分もチェックしにSTANDARD BOOKSTOREさんに見に行ったら、大好きなKIM GORDONやZINEなど盛りだくさんだったので、即買いして読みました。

最初にタイトルを見た時「ファッション」という言葉に「また、スタイル重視のものなのかな?」と警戒心も持ちつつ、読み進めていったのですが、読み進めていくと、世にはびこるスタイル重視のペラペラなものじゃなくて、まさに「ファッションの本質」といえる事を、この林さんのセレクトとチョイスで纏められた良質な本でした。ただセレクトやチョイスの仕方、纏め方が「本」というより「ZINE」に近いかな?と思っていたので、私は自分が「ZINE」を作っている事もあり、この「林央子さん自身」にも、とても深く興味を抱きました。

そして本屋さんなのだけれど、本屋だけに留まらずここもまた「独自」のセレクトで、イベントをよく開かれるSTANDARD BOOKSTOREさん。心斎橋店さんの方で「林央子さんトークショー」が、ワンドリンク付きで¥1000で行われると聞き、その良心的な値段にも背中を押されて行ってきました!

チケットを購入しに地下へ降りたら、すぐ横になんと写真でしか見た事のなかった林さんが立っておられました。出版社の編集を長い事されてて、しかもパリコレとかの取材も行ってらっしゃったと聞いていたので、さぞかしキャリアウーマンな感じなのかなぁ、と想像していたらたおやかでふんわりとした雰囲気の方で驚きました。でも、こう見えてもKIMGORDONやSOFIACOPPLA、美しいけれども、ひと癖もふた癖もある(だろう、と勝手に推測)女性と渡り合ってきた方なんだなぁ、とか考えて、俄然楽しみにトークショーを待ちながら始まりを待つのでした。    


 もう寝るので、明日のpart 2に続く。