2011年4月14日木曜日

現代のシンプリティ、NO AGEライブの美学

っていうタイトルで書くつもりだったんですけど、今の日本の状態をスルーしてフラットになんて書けないので、その辺も交えて記しておこうと思います。以前もクッキーシーンに「NO AGEの立ち位置」というタイトルで投稿文を掲載して頂いたんですが、(クッキーシーン、いわずもがな良い原稿沢山ありますので、覗いてみて下さいね)彼らのライブを見て、すごく思う事がいっぱいあり、今後もまた機会があれば(あるよね…!)ワンステージでも多く見たい!と思っているのです。私が見た、今回のツアーはサウンドエフェクトのサポートメンバー参加の3人でのステージだったのですが、インタビューで「2人で色んな場所でライブをしてきた。」の言葉どおり、うちこみでサウンドに奥行きもありつつ、独創的で攻撃的なライブでありました。NO AGEに限らず、ライブは生でREALなものなので、コンディションや会場の音響などの相性もあり、「そこはプロなんだから」と思われる方もいるだろうし、音源のクオリティを求めるのは、大体の方が音源を聞いて足を運ばれていると思うので、当然の事だとも思います。ただNO AGEはライブごとに音の印象が違うかも、だしそこには重点おいてないかも。川の前でセット組んで演奏もしたことあるみたいだし。とっても楽しそうだ。2人という身軽さを生かしたNO AGEのライブには即興性の強みがあり、それでいて自分たちの立ち位置がぶれていない。自分たちの行きたい方向に高みを目指しているのが垣間見え、現在のだだっ広い荒野のような「インディシーン」の中で、そのスタイルのシンプリティは私には、「簡素」なんて言葉じゃなくて「実直で真摯」に、ひと際輝いて映るのでした。「美学」とか「真摯」とかって言葉、あんまり似つかわしくないかもしれないけどね。ライブもめちゃめちゃソリッドで乾いてて、アルバムタイトルに『 EVERYTHING IN BETWEEN』(その間に起きた事)なんてつけるそっけない感じのNO AGEだけど、すごく自分たちのコミュニティ(仲間)を大事にしているし、それはただ内輪ノリじゃなくて、まだまだ揺れ続けている日本に対しての活動もしてくれています。BLOGを見る度、感謝で胸が熱くなります。彼らのCBCB「THE SMELL」でもすでに2回JAPAN BENEFITSのライブをしてくれてました。もう、その事、私、絶対忘れません。まだまだ揺れ続けているし、生活に直接打撃をうけていない私も、毎日当たり前だが、考える。考えるだけでは駄目だし、おそらく、これから長い間、あーだこーだ、皆で考えて進んでいかなければならないでしょう…。まだ「その時が来ていない方々」が現在も沢山いらっしゃるのを、重々承知しながらも、私は音楽を聞いて生きます!またライブを見れると信じて。 

2011年4月9日土曜日

イヴ・サンローランのもう一つのクリエイティブ

「シュミック!プリュック!」 不思議で楽しい言葉をみなさんご存じですか?『Yves Saint Laurent』 というと、おそらく日本で聞いた事のない方はいないでしょう。ハイブランドにあまり興味がない私ではありますが、この『Yves Saint Laurent』には、思春期の頃より強い憧れを持ってる特別なブランドです。若くしてDiorの主任デザイナーになり「100人の1人の天才」といわれたイヴですが、輝かしい経歴と裏腹にとても苦悩に満ちた人生を生きた人です。奇しくも彼が狂気と挫折に満ちるほど、彼のコレクションはより一層美しさを増したようです。そんな彼のサイドワーク『La vilain Lulu(おてんばルル)』。仏では1967年に出版され、長い時を経て2002年にパリのコレットにて300部限定発売。この時の評判により2003年に見事復刊されたのです。そして日本でも2006に出版され、私の元にようやっと、やってこれたのでした(笑)。主人公のルルは、ちょっとぽっちゃりした身体、おしゃれがとっても大好きで黒のセーターに赤いスカートとハイソックス、そしてプチバトーのショーツが彼女の極めつけファッション。愛読書はポージングも参考にしてしまう ”PLAY GIRL” で、性格はうぬぼれ屋で意地悪!というなんと私の大好きなPUNK GIRL(笑)。冒頭の「シュミック!プリュック!」はそんな彼女の口癖なのです。繊細で気難しいと言われていた Yves Saint Laurent 。彼はこの著書の前置きに「ヒロインのキャラクターをもとに著者の精神分析を行う事など無意味」と記載しています。でも、やっぱりこのコミカルな世界にも<赤・白・黒>と繊細で美しいコントラストの表現があり「彼の一部」であると体現しているように思えるのは、私だけでしょうか?Yves Saint Laurent のパルファムに身を包まれまれながら、ぼんやりと考えています。

2011年4月2日土曜日

愛しのPASCAL PINON


  PASCALPINON

アイスランドの16歳双子デュオ、PASCALPINON。
去年にMORR MUSICからワールドリリースされた
ファーストアルバム『PASCAL PINON』が本当に
素晴らしい!フォークミュージックを熱心に(それこそ
16歳の時なんてグランヂ・パンクに夢中だった…。)
聞いてこなかった私でも、胸に寄り添う本当に温か
のあるサウンド。GLOCKENSPIELやRECORDER
のフォーキーなサウンドの中に、際立ったヴォーカル。
メロディは人懐っこくて思わず口ずさんでしまいます。
落ち着いた空気をもちながら「子供」の輝きを見事に
再現したアルバム。I FELL IN LOVE!!!
音は大きくないのに不思議。ライブを是非とも見たいです!